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好きだった歌が響かなくなることがあれば、 その逆もある

私と「夏空」と「だけど僕は」と最後に「ファンモン」

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好きだった歌が響かなくなったな
誰のせいでもない 僕のせいでもないんだろう
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※Galileo Galilei 「夏空」歌詞一部抜粋


ふと、じりじりとした暑さで夏の気配を感じると
Galileo Galileiの『夏空』を聞きたくなる。
初めに言っておくが、私はこの『夏空』が響かなくなったわけではない。
ただ、響かなくなった曲というのは多くあるという事だ。



私は何年か前に音楽業界の裏方の仕事をしていた。
細かく説明すると私の業務内容は、裏方の中でも華やかな方ではなく
楽器車の運転もすれば、アーティストの衣装のアイロンもかけ、
時にはライブ計画立案やディレクションもする。
いわゆる『便利屋』というポジションだった。

『便利屋』がゆえに、自分の時間は無い。
その上、「便利屋だからやって当たり前」と思われていた為、
誰かに褒められるという事は少なかった。

そのような環境が影響したのか、当時は
「本当の自分を代弁してくれているような歌」
というどこか王道のJ-POPからは外れた曲が大好きだった。

その中でもここぞという時によく聞いていて
当時の僕に一番響いていた曲が
ゲスの極み乙女。の「だけど僕は」だ。

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ロウソクの灯が灯るまでに 正解は正解になるのか
問いただす前に奴等はもういないや いないや

大体はあんたらのせいだろ? もう全部終わりにしてくれ
その前に僕の言葉をどうか聞いてくれないか?

世間体と歪な投票 可能性の無さに笑える 誰だって構わないよ

だけど僕はいつも怖くて だから何か意固地になって
だけど僕は孤独になって だからちょっと悪者だって思われる

ひとまずはただ叫んで 後は無責任でさ
言葉の奥を睨んでは ため息混じりの嘘

言いたい事はわかるけど わかったらもう終わりさ
探すのをやめた僕から 最後に一言

だけど僕は

だけど僕はいつも怖くて
だから何か意固地になって
だけど僕は孤独になって
だからちょっと悪者だった
だけど今日も不安になって
明日もきっと悲しくなって
だけど僕は
だけど僕は
だけど僕は

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※ゲスの極み乙女。 / だけど僕は 歌詞一部抜粋


歌詞を見ただけですごく懐かしい気持ちになる。


ただ、結論を言うと、「だけど僕は」に関しては
「好きだった歌があまり響かなくなった」に当てはまる。

理由としては、仕事を変えた私には、自分を理解してくれている人が出来た。
そのおかげか毎日の充実度を感じ、考え方が変わり、
「だけど僕は」ではなく「だから僕は」になった。
(聴く音楽の趣味が変わったなどあると思うが)

ただ、私はこの曲を嫌いになったわけではない。
あの頃にタイムトラベルする為に聞いたり、
仕事終わりになんとなくあの軽快なピアノのイントロを聞きたくなって、
今でも月に数回かは聞いている。寧ろ好きだ。


そう、響かなくなっただけだ。
それは誰のせいでもないし、僕のせいでもないんだと
ふと腑に落ちる瞬間だった。



このように最近響かなくなったけど、嫌いではないという
GalileoGalileiの言葉のチョイスに
自分なりに感動したということを伝えたくて書きました。


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好きだった歌が響かなくなることもあれば、
苦手だった歌が響くようになることもある。



最近はFUNKY MONKEY BΛBY’Sが
復活したこともあり、中学生の時ぶりに聞いている。

あの頃は、ファンモン自体は好きだったけれども
「何気ない日々が大切」だとか「生きているだけで感謝」
というメッセージ性の歌にはクエスチョンマークを覚えていた。

自称幸せいっぱいな家庭に生まれた当時中学生の私は
「生きていることに感謝する理由」にあまりピンときていなかったし、
何気ない日々を大切にする「その先が重要だ」と
心の底から思っているひねくれた奴だった。


ただ、最近ファンモンを久々に聞いて、私が思った感想は真逆だった。
取り巻く環境も変わり、コロナ渦でやっぱりどこの産業も基本的に大変だし
思ったよりも、自分の働いたお金で生活していくのは厳しい。

その中でファンモンが真正面から「大丈夫だよ」とか
「あなたの夢を応援する」と
自分よりも一回り年を重ねたファンモンが歌ってくれるからこそ感じる
その言葉に勇気づけられた私がいた。
何よりも中学生の時に聞いていたよりも存在はキラキラと輝いて見えた。


そう、私はファンモンの苦手だった部分が
この歳になって少し響くようになった。

このように
響かなくなった音楽があれば、響くようになった音楽もある。
音楽は忘れる事があっても失うことは無いんだなと感じた一幕だった。





想いに更けて、私はまたイヤホンを耳に着け
「最寄り駅の改札抜け」会社に向かう。
そこにはいつもより勇敢な私がいるのだろうか。



というオチを思いついたにも関わらず、
「ひとまずはただ叫んで 後は無責任」な僕は
1,2時間で考え方がコロコロと変わる。
些細な事で世の中に何かモヤモヤを感じ
また、「だけど僕は」を頼ってしまっている。


ただ、お陰様で
「ワタシの人生は思うほど簡単には出来ていない」らしい

この言葉がピッタリな文章が完成した。
綺麗な結び様を思いついた所でこの話はおしまいにする。
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