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特別な一曲なんて無くてもいい

コブクロがくれた言葉

僕が初めてコブクロと出会ったのは僕が保育園の頃だったと思う。
両親の送り迎えの車の中で聞いた記憶が薄っすらある。

今現在、自分が好きな音楽やアーティストは小さい頃に親の車で流れてたとか兄弟姉妹が聞いていたなんていう影響も少なからずあるだろうと確信をもって思っているので本当に本当に感謝している。

≪桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ≫『桜』

コブクロの代名詞とも言える名曲『桜』がコブクロとの出会いだった。
小さい子どもながらとても良い曲だなと思い口ずさんでいた気がする。
ここがコブクロとの始まりでもあり少し僕の音楽への関心が高まったきっかけでもある。それ以降、中学生までは特段”好きなアーティスト”はおらず、様々な人に影響されていろんな音楽を聴いた。


またコブクロの音楽に惹かれたのは中学生の時だった。
部活の一個上の先輩に恋をした。
もはや一目惚れに近かった。
ショートカットで笑うと八重歯がくいっと出る小柄な先輩だった。
ああこれが恋かなんて中学生のガキながら思っていた。柄にもなく恋愛ソングをランダムで聞いていたらその曲は流れてきた。初夏の風が生ぬるくて気持ち悪い夕方、自転車で下校中だった。

≪ときめきの風が吹いたら その気持ち 折り畳んで 怖がらずに飛ばしてごらん 信じて 恋は紙飛行機≫『紙飛行機』

なんて優しい歌詞なんだろう。と思った。
今告白しないと!誰かに取られちゃうよ!とグイグイ背中を押してくる恋愛ソングばかり流れてきて突然そっと優しく押してくれる曲がきたのだ。もはや下校中の生ぬるくて気持ち悪い風さえもときめきの風に感じられた。

<上手く飛ぶのかと思いきや強く飛ばし過ぎてくるっと帰ってきたりすぐに地面に落っこちてしまったり。不安定で脆くて…。でもどんな思いでも綴れて、どんな形にも変わる。怖がらずに飛ばしてください、何度でも。>2013年リリースアルバム One Song From To Hearts ブックレット内より

この曲を聴いているうちに勇気が湧いてきて告白してみた。
人生、初告白。
案の定、「ごめんなさい、もっといい人いるよ」と言われてしまった。
勇気をもって飛ばした紙飛行機は地面に落っこちてしまった。
振られた日も下校中の夏の終わりを告げそうな生ぬるい風が吹いていた。
この風はときめきの風なんかじゃなかった。


高校受験を控えた時もやはり傍にはコブクロがいた。
勉強が苦手だった僕は机の前に座る事すら億劫だった。
勉強しなくても受かる”奇跡”が起きないかななんて思っていた時だった。

≪奇跡は起こるものじゃない 起こすものなんだと≫
≪針の穴よりも狭い 未来への入り口でも 通り抜けなきゃ進めない そんな日が君にも来る≫『奇跡』

またとんでもない言葉に出会ってしまったと思った。
何となく頑張れば起こるのが奇跡だと思っていた当時の自分には目が覚めるような言葉だった。奇跡を起こしてやろう。誰もが通る道なら自分でもいける、そう信じて頑張った。ここでもまた一歩力をもらった。

晴れて高校生になった自分は中学と同じ部活に入部した。
野球応援、学園祭、式典、盛り上げには必要な部活だった為、盛り上げて人を応援するという事がどれだけ素晴らしいことかを学べた。と同時に応援した人たちが負ける悔しさも一緒に味わった。

≪何度でも 何度でも やり直せる事 ばかりじゃない もう二度と ここには 戻れないんだと 今を胸に吸い込む≫
≪頑張れ 頑張れ かっこ悪くても良い その姿が 光を呼ぶ≫『ダイヤモンド』

頑張ったねなんて言葉では拭いきれない思いもあるだろうけどそれでもいいんだよ。かっこよくなんてなくても必死な姿が結果を呼ぶんだと教えてくれた。結果が全てと言われがちな世の中でコブクロらしいあたたかさに触れた。


高校入学した年、初めて彼女ができた。
一個上の先輩。
自分より少し背が低くておでこを出している女性だった。
大人しい感じだったけど自分のブレない芯がある人だった。

≪100万枚撮りのフィルムでも 撮りきれない程の想い出を 君と二人 未来へと焼きつけていけたら良いな そばにいれるこの瞬間を 切り取ればいつだっていくつだって 溢れる様に 生まれてくる LOVE SONG≫『Million Films』

遠出こそしなかったものの毎日の下校、学校祭での2ショット忘れられない場面がいっぱいあった。ここまで毎日が愛おしいのか楽しくていいのかと不安になるほどだった。今でも忘れられないFilmsがたくさんたくさん頭の中にある。


そして社会人3年目になった今、本当にやりたい仕事はなんだろうと思う時がある。
仲の良い友人は県外へ同県だけど一人暮らしをしている友人もいる。
果たして自分は人として成長していけるのだろうか。
自問自答してみることもしばしばある。

≪自分らしさを探して 誰かの真似もしてみた 何かが違うんだよ 誰にも訊けないんだよ それでも探していたいんだ≫
≪少しだけ話を きいてくれるかい? 少しだけ 休んでも良いかい?≫
『蒼く 優しく』

この歌詞はこれといった答えは出ていないように思える。まさに自問自答している胸中を上手く表現できている。だから自分も今は悩んで悩みぬこうと思う。死なない程度に。あのコブクロだって話をきいてくれるかい?休んでも良いかい?と頼ってくれるんだから。


ここまでまあそこそこの文量で書き連ねてきたわけだが「じゃあそんなにコブクロの曲を聴いてきた、コブクロが大好きな君へ質問です。おすすめの一曲はなんですか?」と聞かれると絶対に答えられない。答えられないというのはおかしな話だとは思うが本当に答えられない。

おすすめの一曲ではなくすべての曲が合わさって一つの曲が完成すると思う。それが僕のおすすめの一曲です。長いようで短い人生のなかで様々な出来事がある。それに寄り添ってくれるのがコブクロだと思う。決して答えを教えてくれるわけではないけど正解に近い道を自分なりの道へと導いてくれるように思う。

これからもこの先もずっとずっと傍にいてほしい。

黒田俊介のあの歌声と、小渕健太郎の奏でるあの音色があれば時に悩みながらも躓きながらもまた立ち上がって自分はなんだって超えられる気がする。

コブクロのお二人に感謝とこれからもどうか宜しくお願いします。
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