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7月、何気ない記念日とぼくらの街

UNISON SQUARE GARDENというロックバンドの大団円

UNISON SQUARE GARDENはハッピーエンド、もしくは大団円を好むロックバンドだ。

そんな主張を声高に叫んでる人がいるとすれば、あなたはどう思いますか?

多分だけど、大概の人は信じてくれないはずだ。

ライブで煽りもしないし、MCだってほとんど喋らない。

そのパフォーマンスからはストイックさしか感じない。およそ誰かの幸せなんて見向きもしないような。

音楽以外の余計なものを可能な限り削ぎ落としたロックバンド、それがUNISON SQUARE GARDENだ。

興味があるのは彼らが鳴らすでっかい音だけ。それ以外は大して必要ではない。

そんな信念めいた考え方は、普段の活動から嫌というほど伝わってくるので、冒頭の主張はきっと一蹴されてしまうだろう。

だからこそ、聞いて欲しい。いや、この場合は読んで欲しいが適切か。

誰でも安易には入れない場所の景色がどれだけ鮮明だったのかを。

一聴ではわからないものを追い求めた先には、こんなにも素晴らしい時間が待っていたのかを。

これは7月の何気ない日に起きた、ぼくらの街の記念すべき出来事の記録。

願わくば、音楽を愛する誰かの目に届いて欲しいと思う。





7月23・24日の両日にUNISON SQUARE GARDENの配信ライブが行われた。

タイトルは「UNICITY LIVE ONLINE」、ファンクラブ(以下:FC)である「UNICITY」の会員のみが参加できるライブだ。

昨今の状況で、FCに還元できることが少ないなか、会員を喜ばせるかたちを模索して実施された。

たまたまなのか、示し合わせたのか、真実はわからないが、奇しくもバンド結成17周年の記念日と重なっている。

10周年や15周年などの節目ではないゆえ、このバンドが強調する"何気ない記念日"がより鮮明なかたちで実現することとなった。

ことさらにアニバーサリーを取り上げることが少ないUNISON SQUARE GARDENにとって、この日にFCライブを実施したのは、ある種のUNICITY会員のとってのご褒美なのかもしれない。

このライブの目玉は大きくわけて2つある。

1つは初日にUNISON SQUARE GARDEN史上はじめてアコースティック編成でのライブを行うこと。

ライブの合間にアコースティック編成での楽曲を披露するバンドはよく見かけるが、UNISON SQUARE GARDENは楽曲の特性上必要でない限りは、頑なにそれを実行することはなかった。

それはロックバンドというユニゾンにとっての"核"をどこまでも大切にしてきた誇りゆえだろうか。

それを覆したのは、徹頭徹尾FCに存在意義を持たせることが彼らの音楽を鳴らし続けるための必要条件だったからに他ならない。

UNISON SQUARE GARDENが"ちょうどいい温度感"でライブを行うためには、FCという枠組みが音楽を届ける役割を担うことが不可欠だから。

少しぐらい特別なことをやってしまうことも厭わなかったのだろう。

もちろん2日目に通常営業のバンド編成でのライブも行われる。

どこまでも彼らはロックバンドであることを忘れることはないのだ。


もう1つはセットリストをFC会員による投票結果をもとに決定すること。

これは1年前の配信ライブ「LIVE(in the)HOUSE」でも行われた試みでもあるが、今回はFCのみで実施されるということあり、かなりコアなセットリストになることが予想された。

実際の投票結果も、UNICITYらしい物好きが好むようなランキングになっており、否が応でもライブへの期待値を跳ね上げさせた。

そんな"何気ない記念日"に行われる彼らにとって特殊なライブは、その事実だけでぼくらの心を高揚させるには十二分すぎる内容だった。




そうして来たるべき7月23日、まずはアコースティック編成でのライブが幕を開けた。

これまでの配信ライブの待ち時間とは違う「UNICITY」のロゴが映された画面が薄れていくと、現れたのはアコースティックギター持つ斎藤宏介(Vo.&Gt)。

見慣れた立ち姿ではなく、椅子に座ってギターを構える様子は、文字通りいつものバンドスタイルのライブとは180度異なることを表していた。

"今日が辛いから明日も辛いままだなんて思うな"

耳馴染みのないアコースティックギターのメロディからの歌い出しで始まったのは「黄昏インザスパイ」。

原曲の壮大さは少々なりを潜めたが、その分歌詞の優しさがスゥーっと胸に沁みるようなアレンジに生まれ変わっていた。

田淵智也(Ba.)がアコースティックベースを手に持ち、鈴木貴雄(Dr.)はドラムではなく、カホンをメイン楽器として音を鳴らしている。

照明や舞台もどこか落ち着きを感じるような演出となっており、アコースティック編成を実現するために入念な準備を行っていることが伺えた。

MCで慣れないアコースティックアレンジにかなり時間をかけたことも知り得たが、雰囲気をそのままにまったく新しい印象の楽曲に仕上げていた。

斎藤が12弦ギターを鳴らす「夏影テールライト」は細やかなメロディで原曲の繊細さを残しながらも、普段より重厚なベース音が本来ある切なさをより引き立たせていた。

この曲特有であるサビのコーラスも、アコースティックな体系に馴染むようにリアレンジされており、儚さに一層の磨きがかかっていたように感じた。

本来はストリングスの音色を奏でる「春が来てぼくら」もほとんど別物の印象を与える曲になり、どこか穏やかに春の自然のなかを歩くような情景を思い起こさせた。

なかでもラスサビ直前の

"神様がほら呆れる頃きっと暖かな…春が来て僕らは"

の歌詞に対するアレンジは、原曲を知っているからこそ込み上げてくるものがあり、"物好き"がニヤッとするような仕掛けを施すユニゾンらしさも垣間見えた。

滅多とないアコースティック編成ということで、曲数が少ないことを明言しながらも、ライブはテンポよく先に進んでいく。

しっとりとしたギターの音色から入る「スカースデイル」は、約10年という時を経て、大人な優しさを醸し出す楽曲に成長したようにも感じられた。

途中に入った手拍子だけでメロディを成り立たせる姿は、余計なものがない温かな優しさを伝えるこの曲だからこそ相応しいものになったと思う。

ここで趣きが変わり、鈴木がドラムセットの真ん中に座り、少しだけ見慣れた風景が帰ってきた。

ムーディーな雰囲気の入りからの「静謐甘美秋暮叙情」は、アコースティックなメロディによって原曲の静けさに加えて一種の品のようなものが合わさり、まさに"モードなムード"を演出していた。

続け様のセッションに少し寂しげな感情を抱きながらも、同時に何だか前向きな気持ちも湧き上がってきた。

聴き馴染みがないようで、聴いたことがあるようなメロディ…何か大切なことを忘れている気がする。答えはすぐに気がついた。

"回る地球儀に似た 回る地球上で君は"

「お人好しカメレオン」、ユニゾンを深く知る人間ならば、この曲に大切な思いを持つ者も少ないだろう。

もちろん僕もその1人だ。

2年前の"最低でも半数は見放していく手"を掴んだ先の奇跡のアニバーサリーを否が応でも思い出させ、自然と胸が滾った。

アコースティック編成では、原曲に比べると軽快な印象を与えたが、それがかえって苦しみが報われることを予感させる希望のようなものを感じさせた。

"お人好しカメレオン"を脱却した先には、どんな素敵な未来が待っているのだろう…そんな期待感を抱くには十二分すぎる瞬間であった。

曲数が少ないことなど微塵も感じさせない満足感とともに、この日のライブはいよいよ終わりを迎える。

ラストは「シュガーソングとビターステップ」、言わずと知れた彼らの代表曲である。

楽器をカホンに戻した鈴木の始まりのメロディだけで、原曲と異なる印象を与えるが、あの爽快で楽しげな「シュガーソングとビターステップ」の良さは何も変わらずに僕の心を踊らせた。

斎藤と田淵が途中のメロディを文字通りに歌で表現する様には思わず笑ってしまったけれど、そんな遊び心が許されてしまうぐらいに、ライブ自体の完成度も最高潮に達していた。

バラード中心のセットリストの最後にこの曲が披露されるだけで、ライブの幸せ係数は間違いなく跳ね上がっただろうし、十全な結末を迎えることができたと思う。

それは見終えた後の僕の多幸感が証明している。

かくして1日目のアコースティック編成でのライブは終わり、翌日の2日目はいよいよ通常のバンド編成でのライブが行われた。

7月24日、この日はUNISON SQUARE GARDENの結成日であり、17周年の記念日にもなった。

先日とは打って変わって、画面に映るのは見慣れたステージ。

「UNICITY」のロゴが描かれた旗は飾られているが、セッティングされている楽器も普段使われているものばかりだった。

そんな風景に早くも懐かしさを抱きながら、流れてくるのは開幕のSEである「絵の具」だ。

これも特殊なライブの翌日だと、ある種の新鮮さも感じてしまう。

そのままメンバーもステージに入場し、各々が準備を進めていく。これも見慣れた光景だ。

SEも佳境に差し掛かったかと思うところで、フッと曲は鳴り止み、斎藤のエレキギターの激しい音が響き渡る。

1曲目は「さよなら第九惑星」、インディーズ時代からの名盤「新世界ノート」にのみ収録されながら、今回のセットリスト投票で上位を獲得した曲だ。

決してメジャーではない曲が上位入りするのがまさにFC投票といった感じもするが、この曲を初手に持ってきたことが今回のライブの方向性を表しているような気もする。

ただひたすらにカッコ良い曲をカッコ良く演奏する姿は、まさにUNISON SQUARE GARDENの真骨頂であり、ストイックに音楽と向き合う姿はぼくらの心を掴んで離さない。

熱量をそのままに迎えた2曲目は「サイレンインザスパイ」、歪で怪しげ、でも耳に引っかかるメロディに嫌でもテンションは上がってしまう。

歌詞の意味はもはや解読不可能ではあるが、そんなのお構いなしに激しいサウンドとパフォーマンスで序盤からライブの期待値を跳ね上げていく様は、いつも通りのロックバンドが戻ってきたことをここに証明してみせた。

不穏な赤い照明を纏いながら、最後の後奏を終えると、ガラッと雰囲気を変えるように落ち着いたギターのメロディが鳴り響く。

「流星行路」…彼らが最初に世に出した音源であり、多くの人々がライブで出会えるのを待ち望んだ曲でもある。

それはセットリスト投票の1位という結果にも表れているが、この曲に言葉では表現できない彼らの音楽性の原点を感じるからなのかもしれない。

17年前とは違う大人な「流星行路」ではあるだろうが、時を超えてその頃のUNISON SQUARE GARDENに触れることができるのは、FCの人間であれば誰しも喜びを抱いたはずだ。

聴き慣れた「UNISON SQUARE GARDENです!」の言葉とともに、序盤の攻勢は終わり、ここからライブさらにヒートアップしていく。

4曲目の「セク×カラ×シソンズール」は、それまでのどこかクールに進んできたライブを歌詞通り"待ったなし"で明るさという色を含んだものに塗り替えていった。

聴くだけで胸が高まるようなメロディと自然と背中を押されてしまう歌詞のおかげで、この曲に出会うといつも表情が緩んで、笑顔が溢れ出してしまう。

斎藤がいつもとはだいぶ違うセットリストと明言した通り、ここで再び曲調が再び変わり、田淵のメロディアスなベース音が響き渡る。

5曲目は「CAPACITY超える」、ワンマンライブに単体でセットリストに組み込まれるのは一体何年振りだろうか。

ユニゾンではあまり聴くことのないジャズのテイストを取り入れたサウンドは、一転してライブを味わい深いものに変えていき、その緩急が聴き手に揺さぶりを仕掛けていく。

それは留まることを知らず、今度はドラムの激しいシンバル音から幕を開ける「さよならサマータイムマシン」に鋭く洗練されたロックサウンドの世界へと連れていかれてしまう。

比較的初期のカップリング曲でメンバーの認識度も決して高くはなかったが、投票で上位となりライブで披露された結果は、ファンの執念が生んだといっても過言ではない。

夏の夕焼けを思わせるオレンジ色の照明が、今年も来るであろう夏の終わりを感じさせ、何だか切ない気持ちになってしまったのは僕だけだろうか。

そんな普段通りの揺さぶりを経て、ライブはいよいよ後半戦に突入する。

未知との遭遇を予感させるような斎藤の鳴らすギターがステージに響き渡り、一瞬の静寂が訪れた。

そして予感が正しかったことを証明するかの如く、心をざわつかせるようなメロディが襲来し、「エアリアルエイリアン」がぼくらを誰も知らない世界線のライブへと導いていく。

6thアルバム「Dr.Izzy」の導入曲であり、ライブでは序盤で披露されること多いため、終盤で登場することなど今までありえないことであった。

照明に照らされて、姿を見せない3人の姿が余計にイレギュラーさを演出していた。

でも、そんな予測不可能な現実に少しだけワクワクしてしまったのは、これはもう"物好き"の"存在証明"なのかもしれない。

"覚悟もない癖にへらへらするな"

心配いらない。覚悟ならとっくの昔にできている。

そんなおどろおどろしい雰囲気も一蹴するかのように、間髪を入れずにギターサウンドが今度は一刀両断してくる。

何者も避けつけない鋼の意志が鋭い刃に変容された音楽は、触れるもの全てを突き刺していくが、決してそれは傷なんかじゃない。

"どんなヒットソングでも 救えない命があること いい加減気づいてよ ねえ だから音楽は今日も息をするだろう"

「シューゲイザースピーカー」の純粋な思いに、今日も確かに救われた人間がここにいた。

9曲目の「世界はファンシー」は、ライブの熱量を保ちながら、しがらみのない自由なパフォーマンスが観る人の高揚感を高めていく。

鈴木の華麗な「1.2.3.4!」も、斎藤のクールな吐息も、田淵の謎のダンスも、ぼくらの心を跳ね上げるには申し分ない要因だった。

これが画面越しなのが少しだけ残念だったけれど、それでも自然と体は揺れていた。




UNISON SQUARE GARDENのライブは楽しい。




それは自分自身が大切にしている感情と再び出会った瞬間でもある。

そんな名残を残したままに「オトノバ中間試験」が絶妙な繋ぎを介して披露され、ライブの盛り上がりはここでピークを迎えた。

喜怒哀楽の"楽"だけを凝縮したようなパフォーマンスは、ただただ人生を前向きに生きていくための力をもらえるし、まだ見ぬ明日への不安感を拭い去る勇気が体から湧いてくるような気がする。

斎藤と田淵がもみくちゃになりながらも演奏をやりきる姿にも、包み隠さない"音を鳴らすこと"への楽しさを感じて、自然と顔がほころんでしまう。

最後のMCで17年間好きなことをやり続けたことへの喜びを語った後、ライブは終幕に差し掛かる。

"ごめん 全然聞いてなかった 大好きなメロディーがありすぎて"

ラストを務めるのは「101回目のプロローグ」、最新アルバム「Patrick Vegee」に収録されており、こちらも曲順は最後となっている。

秋にはアルバムツアーも控えており、ランキングで上位を獲ったとはいえ、今回のFCライブの大事なところで披露される意味合いを当初は理解できなかった。

"君だけでいい 君だけでいいや こんな日を分かち合えるのは"

このフレーズに一瞬グッと来たが、これを純粋な意味で捉えるのは何だか違う気もしたので、とりあえずはちょっとした気まぐれ程度に受け取ることにした。

そんな思案を巡らせながら、曲はついに最後のサビを迎えた。

斎藤の美しいアカペラが光る歌い出しを経て、曲は最高潮のセクションへと突入していく。

"世界は七色になる!"

その瞬間に照明が様々な色に彩られ、ステージが七色に輝いているかのようだった。まるで"虹"みたいに。

"虹"はUNISON SQUARE GARDENにとって重大な要素であり、彼らの代名詞のような曲である「フルカラープログラム」の歌詞にも入っていることから、特別な意味を持つ言葉である。

FCである「UNICITY」のロゴにも、"虹"を連想させるようなたくさんの色が空に描かれており、ここでも大切にされていることが伺える。

ステージ後ろに掲げられた「UNICITY」のロゴと照明が相まって、まるでぼくらの街に音楽の"虹"がかかったかのように思えた。

そして、直前のフレーズを思い出し、ある結論に行き着く。

"よろしくね はじまりだよ"

これは18年目を迎えるにあたって、ロックバンドを構成する全ての要素に対しての盛大すぎるあいさつなのだと。

明日からも自分たちは好き勝手に音楽を鳴らし続ける。

だから、これからもロックバンドの魔法は解けることはない。

そんな決意表明であるようにも感じた。

それがUNICITYの住民の僕にとって、どんなファンサービスにも勝る極上の時間であったことは言うまでもない。

ここまででも十二分な大団円だと思うが、それで終わるのはUNISON SQUARE GARDENらしくはない。

斎藤の「おまけ!」の一言で、1曲だけの特別なエンドロールが始まる。

正真正銘の最後を飾るのは「Micro Paradiso!」、お祭り騒ぎの幸せなフィナーレを予期させる登場に思わず胸は高まっていく。

全身を揺らしながら、ステージを縦横無尽に駆け回りながら…ひたすら楽しそうに演奏する彼らを見て、どうにもたまらなくなって喜びが溢れ出てしまう。

この幸せを味わうためなら、どんな逆境も苦しみも耐え抜いてみせる、そう豪語してしまうぐらいに価値あるものだと信じてやまない。

少なくとも画面の前にいる僕は、今日この瞬間のロックバンド流のハッピーエンドに心奪われた。

それはでっかい音で明日の命を繋いでいく。

自分の人生を妥協なく生きる、最高のハッピーエンドなのかもしれない。

"この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました。"

おまけの曲も終わり、斎藤の「バイバイ!」で言葉で2日間に渡るFCライブはついに終了した。





UNISON SQUARE GARDENのライブにおける終盤は、多幸感あふれる曲をセットリストの軸に据えることが多い。

今回なら「シュガーソングとビターステップ」や「101回目のプロローグ」、「Micro Paradiso!」が良い例だ。

その結果はライブに行った人間にしか感じ取れないが、少なくとも仏頂面で参加しているやつはいない。

演者も観客も、幸せいっぱいの笑顔でその空間を目一杯楽しんでいる。

これを"大団円"と言わずに何と呼べば良いのか。

冒頭でも述べたが、ユニゾンは決してぼくらの幸せを優先しているわけではない。

ただ純粋に彼らと僕らがやりたいことをやりきった結果、その結末を迎えただけである。

個人の思いがたくさん交わって、そんなハッピーエンドが生まれるのだとすれば。

人生においてこんなにも尊い瞬間は他にないのではないかと思えてならない。

そして、そんな根深い繋がりを土台にして、「UNICITY」というぼくらの街が築かれていったのだとすれば。

その住人であることが何だか誇らしくなってしまう。



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以上がぼくらの街で起きた何気ない記念日の記録、少しはこの幸せを伝えることができただろうか?

この街はライブがあるときにしか姿を現さないし、他の住人とも滅多に顔を合わせることはない。

普段あまり住んでる意味があるようには思えないかもしれない。

でも、朝でも夜でもひとたびライブが始まれば、誰も文句なんか言えない"完全無欠のロックンロール"の"虹"が空にかかるんだ。

その"虹"はどんな住民もたちまち元気にしてしまう"魔法"がかけられているらしい。


もし、あなたが音楽で幸せになりたいというならば、その街に手をのばしてみるといい。

きっと何かが掴めるはずだから。
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