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とても近くに感じる存在

心を見せてくれる米津玄師と共に進んでいきたい

この春から7月にかけては新曲発表、MV公開、毎週のお知らせ…といろいろあり本当にワクワクドキドキの日々だった。
最近は、曲をじっくり聴いたり、歌詞を噛みしめたりと、彼の音楽にひたすら浸る時間が増えている。
未だ先の見えない混沌とした日々の中、彼の音楽に救われている。


米津玄師の音楽は、本当に多くの人に広がっていると感じるし、彼の名前も大きなものになった。

でも変わらず、私の中では、彼はとても近くに感じる存在だ。
心が一緒にいてくれる感覚。

時々ラジオなどでお茶目な一面を見せてくれたり、SNSでの投稿で親しみを感じたり、というのもあるが、
でも常にそういったことが頻繁にある、というわけでもない。

なのに近くに感じるのは、
記事などで彼のいろんなことを知っている、からかもしれない。
もちろん知っているのは彼の一部ではあるが。


これまで彼はインタビューやライブのMC、ブログ、SNSなど、いろんなところで自分の考えを話してくれてきた。
音楽に対する考え方や今の気持ち、心の内側、今までの道のりまでも、誠実に丁寧に自分の言葉で話してくれる。

1年前のアルバム「STRAY SHEEP」発売のときも、コロナ禍での迷いや思い、苦しんだ期間があったこと、『Lemon』以降の環境の変化への戸惑い、ライブへの気持ちなど正直に語ってくれていたし、そういう気持ちを共有できた。
このアルバムを聴くときは、その彼の気持ちをも一緒に聴いていた。
彼の迷いや思いも含めて「STRAY SHEEP」だと。


今までに好きになったアーティストは、音楽が好きなのだからと、アーティスト自身の考え方や心の道のりなどはあまり深くは知らないまま通り過ぎてきたように思う。

でも米津玄師は違う。考えや思想、今までの道のりも知りたくてしかたない。
彼は自分をさらけ出して近づいてきてくれている気がする。
メディアに姿を見せないために神秘的と言われたりするが、米津玄師として活動し始めてからはとてもたくさんのことを話してくれていると思う。

知ってもらうことで自分の音楽をより理解してほしいという彼の思いを強く感じる。

誠実で謙虚な人柄や、お茶目で可愛いところも含め、一部ではあるが米津玄師という人を知り、理解してきたのだと。
だから自分の中でとても近くに感じるのだと思う。



彼を近くに感じるもう一つの理由は、やはり歌詞に米津玄師自身を感じる曲が圧倒的に多いということだ。
彼の曲には、彼の心や考え方を感じられる言葉がたくさんある。


“孤独の寂しさ噛み砕いて 沸き立つ思いに耳を傾けて”
“高めの崖を前にほら嘆く 誰かの力借りりゃ楽なのに”
“心の目印曇らせないように”
(『翡翠の狼』より)

聴くたびに彼の心を想う。
そうやって進んできたのかなと。


“愛されたいのは 悲しくなるから 見つめていたくはないけれど あなたによく似た 言葉探しては 灯りを焚いて話がしたい”
(『首なし閑古鳥』より)

一人で音楽を作っていたこの頃の彼にどうしても心を寄せてしまう。


“様々な幸せを砕いて 祈り疲れ 漸くあなたに 会えたのだから 一緒にいこう あの光の方へ”
(『サンタマリア』より)

この曲を作ったときの彼の気持ちを想う。
この曲の「あなた」は、歌を届けたい誰か、歌を聴いてくれる誰か、なのかもしれない。
でも繰り返し聴いていると、「あなた」は、これから誰かのために歌を作ろうとしている、彼の中のもう一人の米津玄師のようにも思えてくる。
これからの道を信じて進もうとする強い気持ちを感じる。


“泥だらけの ありのままじゃ 生きられないと 知っていたから だから歌うよ 愛と歌うよ あなたと一緒がいい”
“人を疑えない馬鹿じゃない 信じられる心があるだけ”
(『かいじゅうのマーチ』より)

この曲もやはり彼自身と重ねて聴いてしまう。
そして本当に美しい言葉。無条件で肯定してくれるような優しさを感じる。


彼の曲は常に彼の心を想いながら聴いているように思う。
曲を聴くことで彼の魂に触れられる気がする。



彼の歌詞には、自分も感じたことのあるような心の動きだったり、自分の中にもあるような感情だったり、そういう言葉があってハッとすることがある。


“今痛いくらい幸せな思い出が いつか来るお別れを育てて歩く”
“今 細やかで確かな見ないふり きっと繰り返しながら笑い合うんだ”
(『アイネクライネ』より)

“生きていけば今 生きていくほど さわれないものが増える ”
(『ミラージュソング』より)

“言いたいことが だんだん増えて 言えないことが 沢山増えた ”
(『恋と病熱』より)


いつか感じたような刹那や、覚えのある小さな感情。
人によって感覚は違うだろうが、私には普遍的な言葉、のようにも思える。
そういう共感できる言葉がたくさんあるのも彼を近く感じる理由の一つかもしれない。



歌詞だけでなく、ブログやSNSなどを見ても、いろんな事柄について彼は哲学というか、言葉を持っているなあと感じることが多い。
心にささるような言葉もたくさんある。

若くしてどうしてこんなに言葉を持っているのだろう。

やはり本をたくさん読んでいるからだろうか。
子供の頃から考える時間が長かったからだろうか…そう思うとまた切なくなるが…
いっぱい考えて、考えのベースがあるから事の本質を見抜けるのかもしれない。

自分や世の中を常に冷静に客観的に見ているように感じるし、日々いろんなものをインプットし、常に考え続けているのだろうとも思う。




彼の音楽はたくさんの人に届きどんどん広がり続けている。
そんな中で彼は、自分の音楽を聴いてくれるみんなと一緒に進んでいくことをとても大切にしているように感じる。

曲を出したあとは、曲に関することや心境などを詳しく話してくれる。
気持ちを共有してくれる。

時々くだけた言い方でSNSで話してくれたりもする。
ファンのことをとても近くに感じてくれているようで嬉しい。


ライブのMCで「自分の音楽を通してあなたの心の中に居場所がほしい」と言っていた、そんな想いはずっと変わっていないのだろうなと感じる。
ライブでも「ありがとう」を繰り返し、聴いてくれる人を大切に思う気持ちはその言葉や行動にも強く表れているように思う。

相互作用しながら、理解し合いながら、一緒に進んでいくこと…
そういうファンとの心の繋がりにこそ幸せを感じてくれているのかもしれない。


彼は、ファンという言い方をあまりせず、「自分のことを好きでいてくれる人」という言い方をよくする。

〜してくれる人、という言い方に謙虚さを感じる。

あるいは多様なファンへの配慮というか尊重する気持ちから、ファンという固定した言い方をしないのかな…と思ったりもする。
好きでいてくれるすべての人を大切にしたいという気持ちなのかもしれない。




米津玄師ファンは、私のような年代の人も確実に増えているように感じる。
歳を重ね、今までいろんな音楽を聴いてきた人の心も掴んでいるのだと思う。
それも凄いことだと思う。

私も洋楽、邦楽いろんな音楽をずっと聴いてきたが、彼の音楽に出会って、ここに辿り着いた、という感覚でいる。

今ほとんど米津玄師の曲しか聴いていない。

しか聴かないのはどうか、というのもあるが、この歳でもあるし、今はもうそれでいいと思う。
聴きたいのだからしょうがない。

いろんな音、複雑な音、緻密な音、曲によってテイストが全く違うから本当に飽きない。
美しく癖になるメロディ、魅力的なギターの音、そして歌詞を反芻するように聴く。
心地よい声に浸る。
いくら聴いても楽しみは尽きない。

彼の曲は消費されず、時間が経ってもどの曲も常に共にある感じがする。

もし米津玄師の音楽が聴けなくなる…とか考えただけで辛すぎる。
頑張って生きなければ!と思う。
まさに生きる糧。

それほど彼の音楽は聴かずにいられない魅力にあふれている。




この歳になっても、事あるごとに迷い躓きながら生きている。
何でも抱え込んでしまい心が行き場をなくしそうなとき、彼の曲の一節が力をくれたりする。
「俺くらいは100%肯定してやりたい」彼が口にしていたそんな一言を思い出し、救われたりする。
決して自分に向けて言ってくれている言葉ではないとしても、米津玄師はそういう人なのだと思うだけで心が落ち着いたりする。
それでいいと後押ししてくれるような気がするのだ。

ほんとに肯定してくれる力の大きい人だと思う。
いろんな思いを背負い考え続けてきたのだろう彼の言葉はとても心に響く。
この年代の私も大きな力をもらっている。


本質を見るような観察眼を持ちながらどこか少年のようでもあり、誠実な人柄や声、ビジュアルも含め、彼は本当に人としての魅力が大きすぎて冷静でいられなくなる瞬間もあるが、
そういう気持ちも含めて、これからもいい距離感で応援していきたい。

飾らずまっすぐに、たぶんこれからも考え迷いながら生きていくのだろう、大きな愛に溢れたこの人をずっと近くで見ていたい。



最近のインタビューでは、これからの自分のことを楽しみにしているようにも感じられた。
嬉しい。

自分の位置を常に意識し考え、変わっていく彼が美しい。
でも自分の心にある大切な思いは決して見失うことはないのだろう、そういう彼も美しい。

とにかく彼のいろんな曲が聴きたい。
何かに対してどう感じ、変わっていく世界がどう映っているのか知りたい。
音楽を通していろんな米津玄師を知りたいと思う。
音楽から彼の想いを受け取り、一緒に迷い、考えたいし、楽しみたい。

米津玄師がいっぱい詰まった音楽、彼が魂込めて作る音楽を、今までの曲も含め、これからも大切に聴いていきたい。



私たちは届けてもらう側だが、
彼には想いがどれだけ伝わっているだろう…

またいつかライブで会えることを切に願う。

ライブは曲を届けてくれるだけの場ではなく、
一緒にその空間を作り上げるということによって私たちの想いを伝える場でもあると思う。
みんなの顔を見て、みんなの想いを肌で感じてほしい。

いつか会えることを信じて。
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