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マカロニえんぴつとの出会い

彼らの歌で気づかされたこと

 8月31日。私は非常に焦りながらPCの前でこれを打っている。
昨日、この「音楽文」のサイトの終了の文字を見たからだ。


 私はこの「音楽文」に書きたい事があった。伝えたい事があったのだ。そのアーティストは、「マカロニえんぴつ」。


 今や名を聞けば誰もが知り、音楽性の豊かさに富み、若者の心を掴む新鋭のアーティスト。私が彼らの音楽に出会ったのは2019年だった。


 当時私の娘は体調不良が伴い中学校に行けなかった。行きたくても行けない心と体の葛藤にもがき辛い毎日。親としてその想いに到着するまでの1年間は「なぜ?どうして?」の自問自答。
 その後原因が見つかり、学校との距離を置き、その日の体調を見ながら登校する形を作っていた。


 娘も穏やかに過ごし出し体調も落ち着いてきたし、しばらくこのままでいいや・・・
と思っていた矢先だった。テレビから流れてきたマクドナルドのCMを見て私はハッとした。


 画面の向こうには楽しそうな高校生たち。部活の帰りに立ち寄るいつもの場所。学校と違う彼らの居場所。笑い、泣き、恋をし、学ぶ場所。
BGMは「マカロニえんぴつ」の『青春と一瞬』だった。

 私はボッロボロに泣いていた。高校生に憧れていた彼女の人生はこのままでいいのか、限られた時間、ちゃんと向き合って話さなければいけないんじゃないかと。

”いつでも僕らに時間は少し足りないのだ
青春と一瞬はセットなんだぜ”


 あのCMから「マカロニえんぴつ」の存在が気になり、彼らのアルバム「season」を買いに走った。

 アルバム最初の曲『ヤングアダルト』も衝撃だった。「ハロー、絶望」の文字にガツンとやられた。

“ハロー、絶望
その足でちゃんと立ってるかい?
無理にデタラメにしなくてもいいんだぜ”

 辛い時ほど何事もなかったかのような振りをして背を向け「でたらめ」にしがちな生き物だなとしみじみ思った。そう、数年前の私だった。

 歌詞がすっと心に入っていく、あの時の私に寄り添ってくれた大切なアルバム。


 その後娘とよく話し合い、いろんな人に助けてもらい、そこから受験に向けてマイペースでやっていこうと、二人三脚で歩み、翌年見事高校生になれた。
それなりに悩みはあるが、CMのように友達と寄り道をして、笑って過ごしている。


 あの時「マカロニえんぴつ」に出会ってなかったら、彼女のチャレンジもなかったかもしれない。どこかで向き合えずいた私のままだったかもしれない。最終日、この感謝の気持ちをどうしても文字にしたかったのだ。



「マカえん、ありがとう!
これからもずっと歌い続けて、沢山の人の背中を押してあげてください。
絶望の裏側には必ず希望があるという事を!!」


                            2021.8.31
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