私とMr.Children
大好きで特別な「幻聴」について
2019年11月19日
36
私がミスチルと出会ったのは中学2年生のころである。当時の担任の先生の影響だ。
この頃の私は嫌われるのが怖い故に周りに合わせるのに必死で、あまり自分を出せずにいることが多く、人間関係などでいちばん悩んでいる時期でもあった。そんな中唯一支えとなったのがミスチルの音楽であった。
ミスチル、そして出会うきっかけとなった中学の頃の先生には今でも心から感謝している。
もしミスチルと出会っていなければ、今の私はいないかもしれない、と言っても過言ではないだろう。それほどミスチルには何度も救われた。
そんな私には、数多くのミスチルの楽曲の中でも特別と呼べる曲が存在する。
それは、2015年にリリースされた18thアルバムのREFLECTIONに収録されている「幻聴」という曲だ。
正直に言うと、最初はあまり聴くことはなかった。全曲シャッフルで流れたら聞く、という程度だった。
しかし、2018年7月、今まで何となくしか聴いていなかったのに、気分的に歌詞を見ながら聴いてみたくなった。すると、まさに「青天の霹靂」とはこのことを指すのかというほど衝撃を受けた。
桜井さんの歌う、『口下手で 人見知りで ちょっと寂しがり屋の溜息』とは私の事ではないのか、と思ってしまうほど胸の奥に突き刺さったのである。
それだけではなく、田原さんの繊細で綺麗なギター、中川さんの流れるようなベースライン、JENの力強いドラム、その全ての虜になってしまった。
それと同時に、なぜこんな素敵な曲を今まで注意深く聴かなかったんだろう、もっと早く良さに気づいていれば、という後悔も生まれた。
これ以来、私は「幻聴」を何度も何度もリピートしては、涙を流した。こんなに特定の曲を聴き込んだ曲はこの他にない。そして、この先ももうないだろう。
そして同年10月、ついにファン歴4年目にして初めてミスチルのライブに足を運んだ。家も厳しく、地方住みでなかなかライブに行ける機会が少ないので、ミスチルに会えるなんて夢のまた夢だと思っていた。なのでチケットが当選した時の喜びは半端なものではなかった。
しかし、ライブ目前というところで台風ができ、開催中止もあやぶまれた。もうミスチルに会えないかもしれないという不安で仕方がなかったが、見事台風は消滅して無事開催された。やっぱりミスチルは晴れ男バンドなのだろうか。
それはさておき、ライブも盛り上がってきた4曲目にまさかの出来事が起こる。聞き覚えのあるイントロが流れた。私は突然の出来事に頭が追いつかず、一瞬何が起きているのかが分からなくなった。そう、あの時以来大好きで特別な「幻聴」が演奏されたのである。全く演るとは思っていなかったし、心の準備もできていなかった。状況を理解した瞬間、感情が抑えられなくなりそうにもなった。
こんな奇跡があるものなのか。あるいは必然なのか、とにかく嬉しくてたまらなかった。この出来事は一生涯忘れないだろう。
最後に、これからもミスチルはどんどん進化して素敵な曲も増えていくだろう。
しかし、「幻聴」は変わらずずっと特別であって欲しいと思っている。
たとえもし、ミスチルの音楽が必要なくなったとしても、この曲を聴いて生まれた気持ちは忘れない。
この頃の私は嫌われるのが怖い故に周りに合わせるのに必死で、あまり自分を出せずにいることが多く、人間関係などでいちばん悩んでいる時期でもあった。そんな中唯一支えとなったのがミスチルの音楽であった。
ミスチル、そして出会うきっかけとなった中学の頃の先生には今でも心から感謝している。
もしミスチルと出会っていなければ、今の私はいないかもしれない、と言っても過言ではないだろう。それほどミスチルには何度も救われた。
そんな私には、数多くのミスチルの楽曲の中でも特別と呼べる曲が存在する。
それは、2015年にリリースされた18thアルバムのREFLECTIONに収録されている「幻聴」という曲だ。
正直に言うと、最初はあまり聴くことはなかった。全曲シャッフルで流れたら聞く、という程度だった。
しかし、2018年7月、今まで何となくしか聴いていなかったのに、気分的に歌詞を見ながら聴いてみたくなった。すると、まさに「青天の霹靂」とはこのことを指すのかというほど衝撃を受けた。
桜井さんの歌う、『口下手で 人見知りで ちょっと寂しがり屋の溜息』とは私の事ではないのか、と思ってしまうほど胸の奥に突き刺さったのである。
それだけではなく、田原さんの繊細で綺麗なギター、中川さんの流れるようなベースライン、JENの力強いドラム、その全ての虜になってしまった。
それと同時に、なぜこんな素敵な曲を今まで注意深く聴かなかったんだろう、もっと早く良さに気づいていれば、という後悔も生まれた。
これ以来、私は「幻聴」を何度も何度もリピートしては、涙を流した。こんなに特定の曲を聴き込んだ曲はこの他にない。そして、この先ももうないだろう。
そして同年10月、ついにファン歴4年目にして初めてミスチルのライブに足を運んだ。家も厳しく、地方住みでなかなかライブに行ける機会が少ないので、ミスチルに会えるなんて夢のまた夢だと思っていた。なのでチケットが当選した時の喜びは半端なものではなかった。
しかし、ライブ目前というところで台風ができ、開催中止もあやぶまれた。もうミスチルに会えないかもしれないという不安で仕方がなかったが、見事台風は消滅して無事開催された。やっぱりミスチルは晴れ男バンドなのだろうか。
それはさておき、ライブも盛り上がってきた4曲目にまさかの出来事が起こる。聞き覚えのあるイントロが流れた。私は突然の出来事に頭が追いつかず、一瞬何が起きているのかが分からなくなった。そう、あの時以来大好きで特別な「幻聴」が演奏されたのである。全く演るとは思っていなかったし、心の準備もできていなかった。状況を理解した瞬間、感情が抑えられなくなりそうにもなった。
こんな奇跡があるものなのか。あるいは必然なのか、とにかく嬉しくてたまらなかった。この出来事は一生涯忘れないだろう。
最後に、これからもミスチルはどんどん進化して素敵な曲も増えていくだろう。
しかし、「幻聴」は変わらずずっと特別であって欲しいと思っている。
たとえもし、ミスチルの音楽が必要なくなったとしても、この曲を聴いて生まれた気持ちは忘れない。
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