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祝Queen来日。オリジナルアルバムも聴きQueen者になろう

グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンはフレディ髭以前のヒラヒラ衣装期のアルバムを愛したファンの総意だ

Queenの来日がもう目の前だ。​
前々回のQueen+ Paul Rodgersは、ほぼ最後尾だったが、直前にチケットが取れた。当時、幼稚園児だった子供に、伝説のチャンピオンとウィ・ウィル・ロック・ユーだけを無理やり覚えさせて連れて行った。子供はこの2曲いがい爆睡していた(大学生になった子供は友人とBohemian Rhapsodyを観に行った際に、Queenのライブに行ったことを思い出したそうだ)
前回の来日は、正直言うとAdam Lambertって誰?(Queen+ Paul Rodgersは、Freeが大好きなのでPaul Rodgersのオール・ライト・ナウ聴いてみたいので行くことにしたのが大きな理由)と思ったのとQueenが現在そんなに人気があるわけがないと思ってタカをくくっていたのだが、チケット売り切れ。これはそんなにすごいのかと、その人気ぶりに行くことを決め、追加公演になんとか行けた。​
今回は前回のQueen+ Adam Lambertがあまりに素晴らしかったので、躊躇なく申し込んだが、ことごとく外れた。
映画Bohemian Rhapsodyで、空前のQueenブームである。仕方がない。手ごろな価格しか狙えない、家のローンを抱えたサラリーマンには高額チケットは無理。諦めたかけたが、これだけの人気ぶりなら、ステージサイド、バックステージなど発売があるはずと常に動向をチェック。やはり、最後の最後にステージサイドが発売され、当選した。僕は奥底の真正面より、ステージサイドのほうが好きなのだ(本当は自分への励ましです)。

理由は
①ステージサイドというのは経験上、観客が立たないので腰痛もちの僕でも座ってライブを観れる。
②アリーナクラス以上は必ず、ステージサイドには花道があり、そこをメンバーが必ず通るので間近で観ることが出来る。

勿論デメリットもあって、
①音は、やはり正面のほうが断然素晴らしい
②スクリーンの映像が観えない:映像でのフレディの登場は観れない

が、価格も安かったので、僕的にはホクホクである。​

それにしても凄い人気だ。​
賛否両論が当たり前だったQueen。Queenに熱狂していた頃にQueenの評価に苦々しい思いをした僕としては、純粋にうれしい。しかし、いつからこんなにQueenは世界的なバンドになったのだろう。本当にわからない。Queenファンに今までお目にかかったことはない。ビックバンドの勲章の全米ナンバー1アルバムはザ・ゲームしかないのだクイーンは。しかし、いまやThe Beatles、Led Zeppelin、そして現役で言えばThe Rolling Stonesと並ぶレジェンドである。超ビックバンドだ。ここまで、Queenがビックなバンドになる日がくるとは驚きである。当時あまり興味がなかったのだが、フレディ時代のQueenのライブに行かなかったことは悔やんでもしょうがないのだが本当に悔やまれる。

来日が決まってから、Queenに関連した様々なイベントがあったが、参加は見送った。行きたいイベントもあったのも事実だが叶わなかった。
1つだけ、誰でも無料なので参加したのが、Queenグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンのリクエストだ。収録されたら、投票者が抽選で、名前を記載されるという。名前を記載してほしいという完全なミーハーな気持ちでこれだけは参加した。最初に買った洋楽のアルバムがQueenの華麗なるレースだったのでなんとかファンである記念が欲しい。愛にすべてをが大好きで収録アルバムがどうしても欲しくて、清水の舞台から飛び降りる気分で買った記憶は鮮明だ。そして結果、今でも洋楽を聴き続けている。

名前が記載されたいので、分析らしきものを一応してみた。
Bohemian Rhapsodyの大ヒット、Queenのアルバムで世界で最も売れたアルバムがグレイテスト・ヒッツ、日本での第2次Queenブームで大ヒットしたアルバムがベストアルバムのジュエルズ。​
そうQueenというバンドは世界的スーパースターで、ベストアルバムが最大のヒットアルバムという非常に稀有なバンドなのだ。ベストアルバムが大ヒットしているバンドは勿論ある。例えばイーグルスのグレイテスト・ヒッツ1971–1975はイーグルスの最大のヒットアルバムであるが、これは多分、ホテルカリフォルニアの空前の大ヒットもあり、前期の大ヒットをお手軽に聴きたいというファン心理だと勝手に推測している。
最大のヒットアルバムがオリジナルアルバムであるというのが普通である。例えば、Pink Floydの狂気がわかりやすい。最大のヒットアルバムがベストアルバムというのが、Queenというバンドの特質を示していると思う。オリジナルアルバムではなくQuennというバンドは、アルバムアーティストとして聴いているファンは少ないと分析した。
そう考えると、結果はなんとなく想像できた。ここは手堅くいって名前が記載される可能性を残しておきたい。僕がQueenを知ったのは、シングルヒットした愛にすべてをである。これなら、確実にランキングする。愛にすべてををリクエストしようかと思ったが、結局、やめた。
この音楽文で僕は長年のQueenファンだと散々知ったかぶりをしたので、絶対にランキングしないだろうけど、自分の最も好きなQueenのナンバーをリクエストした。その曲はクイーンⅡのマーチ・オブ・ブラック・クイーン。僕の最も好きなQueenのアルバムクイーンⅡの最大のハイライトのナンバーだ。クイーンⅡのジャケットはボヘミアン・ラプソディのPVのモチーフになっているので是非、一見してほしい。
クイーンⅡはレコードA面のサイドホワイトがブライアン・メイ作(1曲のみロジャー・テイラー作)。オープニングのギターオーケストレーションのプロセッションはコンサートのエンディングのゴット・セイヴ・ザ・クイーンのプロトタイプだ。レコードB面のサイドブラックはフレディ作。この疾走感、組曲のような複雑な曲構成、凝りに凝ったスタジオワークは今聴いても圧倒的だ。特にマーチ・オブ・ブラック・クイーンは、その複雑な曲構成、コーラスワークは凄まじく、ボヘミアン・ラプソディのプロトタイプと言える。
そして、アルバムの全曲が組曲のようにトータルに構成されている。これは、代表作オペラ座の夜のプロトタイプ。クイーンの音楽性がすべて詰まった名盤だ。因みに、クイーンⅡはGuns N' RosesのAxl Roseが「オレが死んだら棺桶にクイーンの2ndアルバムを入れてくれ」と言ったという有名な逸話があり、ロックミュージシャンのROLLYはラジオでクイーンⅡは正座して聴くと言っている名盤である。

とはいえ、僕の知っている限り(僕はQueenはオリジナルアルバムとライブアルバムしか持っていない)ではベストアルバム、コンピレーションアルバムには収録されていない。が、正確を期すために、調べてみたが、かなりマニアックな選曲で売れたとは思えないディープ・セレクション1973-1976にだけ収録されていた。そういう曲である。マニアな曲だ。
そう考えるとマーチ・オブ・ブラック・クイーンが、僕の予想ではランキングされるはずはない=名前が記載されることはないので、Queenグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンの発売のことはすっかり忘れていた。​

先日、Queenグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンのリクエスト結果の発表があった。全くの想定外の結果だった。
 
いやはや驚きました。
​ 
世界で最初にQueenを発見した日本のファンならではの結果である。日本のQueenファンの特質、歴史が集約された結果だと思った。そして、この投票に参加した皆さんのQueenへの愛を感じる聴き方が垣間見える結果だと思うのだ。
まさかの伝説のチャンピオン、ウィ・ウィル・ロック・ユー、地獄へ道づれがランキング漏れである。​
1位は最後まで、この曲にしようかと迷った愛にすべてをが断トツである。そして、ランキングはないだろうとわかっていてリクエストした曲、マーチ・オブ・ブラック・クイーンはまさかのランキング入りである。​
驚き、そして何か嬉しくなって、笑ってしまった。Queenのベストアルバムは購入したことがないので、買う予定はなかったが、これは買うしかない(名前が記載されているかもしれないという邪な気持ちが半分)今日、買いました。

このリクエストをした皆さんに僕はシンパシーを感じたので買いました。

僕は、アルバムバンドとして、Queenを聴いてきた。そして、このリクエストに参加した日本のQueenファンはやはり、世界の常識とは違って、アルバムバンドとしてQueenを愛しているという仮説を裏付けたい(こじつける)
理由を述べる。
手をとりあってはわかる。これは日本のファンのためのナンバーだ。しかし、世界に捧ぐで、伝説のチャンピオンが落ちて、永遠の翼がランキングされるとは驚きである。​
映画Bohemian Rhapsodyには使用されていない曲が、手をとりあってを含めると12曲中5曲である。​
ランキング順に3位手をとりあって、4位永遠の翼、8位 '39、9位マーチ・オブ・ブラック・クイーン、10位懐かしのラヴァー・ボーイ。手をとりあっては日本でのライブでは演奏する可能性があるが(実際、前回のライブで僕が観た日には演奏した)、他の4曲は、まず現在のQueenのライブで演奏されることはないと断言できる曲である。​
さらに言えば、伝説のライヴ・エイドで演奏されたナンバーは、ボヘミアン・ラプソディ、RADIO GA GAいがいはランク外である。​
オリジナルアルバムとグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンの収録曲12曲をを並べると下記の通りである(フレディ死後のメイド・イン・ヘヴンとライブアルバムは除外する)
以下、アルバムの発売順に記述する

1973年 クイーン         炎のロックン・ロール(11位)​
1974年 クイーンⅡ        マーチ・オブ・ブラック・クイーン(9位)​
1974年 シアー・ハート・アタック キラー・クイーン(5位)​
1975年 オペラ座の夜       ボヘミアン・ラプソディ(7位)
                 '39(8位)​
1976年 華麗なるレース      愛にすべてを(1位)
                 手をとりあって(3位)
                 懐かしのラヴァー・ボーイ(10位)​
1977年 世界に捧ぐ        永遠の翼(4位)​
1978年 JAZZ           ドント・ストップ・ミー・ナウ(2位)

以上が、Queenのノーシンセサイザー期、アルバム志向期、フレディのルックスがヒラヒラ衣装期(世界に捧ぐ と JAZZ は過渡期ともいえる)
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そして以降は、Queenのシンセサイザー導入期で、POPバンドQueen期、フレディのルックスがマッチョ期

1980年 ザ・ゲーム​
1980年 フラッシュ・ゴードン ​
1982年 ホット・スペース​
1984年 ザ・ワークス       RADIO GA GA(12位)
1989年 ザ・ミラクル​​
1991年 イニュエンドウ      ショウ・マスト・ゴー・オン(6位)​

僕自身の目線でいうと、12曲中10曲が、Queenのノーシンセサイザー期、アルバム志向期に集中している。こう考えると、逆にRADIO GA GAのランキングが逆に不自然に思える。ショウ・マスト・ゴー・オンが収録されているイニュエンドウは、シンセサイザーは使用しているが、アルバム志向期のQueenの音を再現しているアルバムであるので、Queenの全ての時期を網羅したアルバムである。
僕は、ザ・ゲームを最後にオリジナルアルバムをリアルタイムで買うのをやめた。シンセサイザーを導入し、POPバンド化していくQueenに興味がなくなってしまった。
全くの想像だが、この結果は僕のようにQueenの変遷を初期から追いかけ、未だにQueenを聴き続けているファンの皆さんの愛したQueenへの総意だと思うのだ。
投票した皆さんに〖僕も同じQueen者です〗と伝えたい
この結果こそ世界で最初にQueenを発見した日本のファンの矜恃だと思う。​
Queenを発見し、Queenを愛し、アルバムを擦り切れるまで聴き込んだファンだからこその結果だ。オリジナルアルバムで聴かれることは殆どなくなっていると思われるQueenであるが、日本のファンだけは違うのだ。結果が如実に物語っている。Queenをこんな聴き方をするのは日本のファンだけであろう。​

Queenグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンのリクエストは日本のファンへのサービスであり、Queenの人気を持続させ、来日公演を盛り上げるためのイベントだったと思う。

しかし、この結果は、ブライアンもロジャーもそしてスタッフも想定外だったとはずだ。感動的なランキングだ。僕はこのランキングを知り、何年振りかで、Queenのオリジナルアルバムを何枚か聴いてみた。

ライブバンドとしてのクイーンも素晴らしいが、クイーンの本質は、レコーディングバンドである。特に初期(僕が勝手に命名したQueenのノーシンセサイザー期、アルバム志向期、フレディのルックスがヒラヒラ衣装期)にその傾向が顕著である。
なので、初期のオリジナルアルバムで聴くと、ボヘミアン・ラプソディへ続いていくクイーンのスタジオワーク、アルバムトータルとしての美学が体験できる。プログレバンドなら、10分以上の長さになるであろうアイデアを5分程度の曲に濃縮し、これでもかというほど複雑で音が厚く、ドラマティックで、疾走感があるナンバーを考え抜いた構成で、トータルアルバム、コンセプトアルバムのように聴かせる。
これこそ僕が愛したQueenの音である。

故に今回の投票結果は、ベストアルバムでは感じられない。オリジナルアルバムの素晴らしさを知りつくしているファンの皆さんが選んだと思うのだ

是非とも、グレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンの発売を機会にQueenのオリジナルアルバムを聴いてもらいたい。長年のQueenファンのロックオヤジの願いです

個人的な素人考えだが、最初はオペラ座の夜、華麗なるレース を聴き、そして、クイーンⅡを聴くのがいいような気がする。

最近はアナログレコードブームだそうだ。僕自身は、音は聴ければいいという人種なのだが、Raspberry Pi(ラズベリー パイ。以下ラズパイ)という安価なコンピュータの基盤を使って、マニアが作るオーディオ再生装置を知った。そのこだわりは、デジタル(MP3)な音をアナログな音で再生することだそうだ。この音を聴かせてもらったとき、アナログな音の良さに驚いた。アナログな音を聴ける環境がどうしても欲しくなった。マニアから情報収集しすると、チープな中国製のデジタルパワーアンプ、真空管のプリアンプさえそろえばそれなりの音がでることがわかった。それらを購入し、安いレコードプレイヤーを買い、捨てる予定だったアンプが壊れたコンポのスピーカーでレコードを聴く環境を作った。
何枚かレコードを購入した。その数少ないレコードの中には、オペラ座の夜、華麗なるレース、クイーンⅡの3枚がある。

ときどき行く某所の老舗ロック喫茶の大音量ならもっと気持ちがいい音だけど、真空管のプリアンプを通すと、チープな音響設備でも、耳が肥えていない僕にもアナログとデジタルの音の違いがわかる。

そしてなによりレコードをターンテーブルにのせるという行為が、Queenを夢中で聴いていた中学時代の気分をほんの少し蘇らせてくれる・・・

きっとグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンにリクエストした皆さんはこうやってQueenを貪るように聴いていたんだと思うと嬉しくなってくる

そうそうQueenグレイテスト・ヒッツ・イン・ジャパンは買いました。けど、僕の名前はなかった・・・くじ運は悪いんだよなぁ
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