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秦 基博というフィルターを通して私が見てきたもの。

~Hata Motohiro Live at F.A.D YOKOHAMA 2020~

秦 基博さん(以下敬称略)は前作、「青の光景」から約4年ぶりにリリースされたアルバム、「コペルニクス」を引っ提げたツアーが年明けから始まる予定だった。
 
ツアー開始を目前に、目に見えないウイルスにより世界中がパニックに陥る。
 
次々と各アーティストがコンサートやイベントの自粛、中止を発表する中で、秦は″公演延期″にこだわっていた。

中止ではなく延期の知らせに心丈夫でいられたファンも多かっただろう。

少なからず私はそうだった。
不安に押し潰されそうな″非日常″の中で、少しでも″希望″を持っていたかったからだ。
  
2020年8月10日。

依然として様々な状況判断が難しい中で、コペルニクスツアー全公演の中止が発表された。

頭の片隅で覚悟はしていたが、知らせを聞いた瞬間は、身体中の力が抜け、悔しさで胸がいっぱいになり、希望の光が一気に消えた。
 
そんな中発表されたのが、秦と深い所縁があるF.A.D YOKOHAMAでの無観客配信ライブである。

私は藁にもすがる思いでその日が来るのを待った。

2020年8月27日午後8時。
 
無観客ライブ開始。

冒頭のF.A.Dの入り口から入店、箱に入るまでの演出で目頭が熱くなった。
 
ステージに現れたのは、いつもと変わらない、落ち着いていて、ずっしりと構えた秦基博だった。
 
深い深呼吸をした後、1曲目に歌い始めたのはデビュー曲であるシンクロである。

F.A.Dに響き渡る秦の歌声は、疲弊した私の心の中にもあっという間に広がった。

以降、新旧織り混ぜたセットリストで
ライブは進行していく。
 
約1時間歌ってきた中で、秦が無観客ライブの最後に選んだ曲は「朝が来る前」にだった。

一気に涙が溢れ出た。
この曲は、私自身の節目節目に背中を押してくれる、言わばお守りにしている曲なのだ。

″朝が来れば僕ら旅立つ 新しい日々の始まりへ″

″信じているよ 離れ離れでも つながってるんだ″

″いつかここでまた会えるよ ねぇ そうだろう″
 
この曲には何度救われたことか。
これからもずっとお守りソングとして大切に聴いていくだろう。
  
これまで私は「秦 基博」というフィルターを通して様々な景色を見せてもらった。
 
今回の無観客ライブを視聴し、改めて思ったのは、秦が紡ぐ歌は、私の人生に必要不可欠な存在であり、これからも″秦 基博″というフィルターを通して、自身の人生に彩りを添えていきたいということだ。

彼の歌に出会えた事は奇跡であり必然だったと私は思う。
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