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あなたの幸せを願う歌たち

「水平線」と『back number live film 2020“ASH”』

配信ライブの後の興奮と余韻で、語彙力が著しく欠如しているため、back numberが好きだぁ!大好きだぁ!としか本来叫べないくらいの状態であるが、back numberと、「水平線」への想いが溢れだしそうなので、どうかここで綴らせてほしいと思う。


8月18日 午前0時。
back numberの新曲、「水平線」が発表された。
いつもは夜更しする私が、珍しく日付けが変わる前に眠りについていた日だった。が、ふと夜中に目が覚めて、時間を確認するためだけにスマホを見た。
すると、その通知は来ていた。
軽くパニックになりながら、詳細もろくに読まずに再生ボタンを押した夜中の3時半すぎが忘れられない。
朝も早いし、一度だけ聴いてすぐに寝よう、なんて甘いことを考えていたこともはっきり覚えている。
大好きなバンドの久々の新曲を、一度だけ聴いて寝るなんてことできるはずもなかった。
再生ボタンを押してから、気づくと1時間経っていた。
そして、泣いていた。いろんな意味で泣いていた。
最初は、なぜこの曲が誕生したのかきちんと読まずに聴いていた。読む前からもう、涙腺は崩壊していた。自分でもよくわからずに、深夜なので家族を起こさないように、声を抑え泣いた。
この歌がどのようにして生まれたのかをきちんと把握したのはそれからだった。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年のインターハイが中止という判断が下され、インターハイの運営にあたっていた高校生たちからback number宛に手紙が届いたこと。
今年のインターハイの開催県がback numberの地元、群馬県であったこと。
そして、その開会式で「SISTER」が演奏される予定だったこと。
学生時代、自身も陸上競技でインターハイを目指していた清水依与吏さんが、彼ら、彼女らのためになにができないかと考え、急遽できあがった曲であること。
それを、インターハイの開会式だった日に公開したこと。

「俺たちはバンドマンなので
慰めでも励ましでも無く音楽を
ここに置いておきます。」
(清水依与吏さんコメントより抜粋)

涙が止まらなかった。
私は今、インターハイを目指していた学生ではないけれど、涙が止まらなかった。
この涙の理由を、うまく言葉にできなくて悔しい。それぐらいに胸をうたれて、心がいっぱいになって泣いていた。


それから、およそ2ヶ月後。
10月25日に、back numberの配信ライブ『back number live film 2020“ASH”』が行われた。
事前に、「水平線」と新曲「エメラルド」を披露することも告知されていた。
グッズのTシャツに身をつつみ、画面の前、最前列でその時を今か今かと待ちわびていた。
ライブも終盤に差し掛かったころだった。
依与吏さんが話しはじめた。

「今日このライブが、あなたにとって、あなたがあなたを肯定するために、少しでも後押しできたらなと思っています。」

自己肯定感がとても低い私にとって、この言葉がどれだけ沁みたことだろうか。どうしていつも私の心を見透かしてくれるんだろう。と、歌詞を読んでも、MCを聴いてもいつも思ってしまう。
涙で視界が歪んでいた。

そして、
「だれに否定されても、あなたの幸せを絶対に願っている歌たちなので、安心して聴いてほしい。」

…また私は泣いていた。

そして、このあとすぐに披露されたのは、「水平線」だった。
この言葉たちの後に聴く「水平線」は格別だった。
暖かい歌詞、メロディー、歌声。いつも以上に、心が抱き締められているようなぬくもりを感じた。

「水平線」のなかでも、特に好きな歌詞がある。
“自分の背中は見えないのだから 恥ずかしがらず人に尋ねるといい 心は誰にも見えないのだから 見えるものよりも大事にするといい”

[見えない]ということは、とても不安だ。
見えない未知なるウイルス、見えない未来、見えない人の気持ち。
今、このご時世で、様々な[見えない]が、より一層私たちを不安にさせている。
だからこそ、私はこの歌詞に強く安心感を覚えた。
見えないことへの不安は、自分だけではない。
人との物理的距離をとることを強いられている今、見失ってはいけない大切なことを教えてくれる。
こうしていつだってback numberは、うまく言葉にできないような気持ちを、見えない不安を、言葉にしてくれる。形にしてくれる。
その[見えない]何かがもし透明ならば、色をつけてくれるし、真っ暗闇の中での[見えない]ならば、道を照らしてくれる。見えるようにしてくれる。

なぜ、back numberの歌たちにはそんな力があるのか。依与吏さんの言葉を聴いてわかった。
それは、back numberは、back numberの歌たちは、私たちの、私の幸せを願ってくれてるから。
光となって、照らしてくれるから。
それを胸いっぱいに感じられるから。そんな愛で溢れた歌だから、あのときも涙が止まらなかったんだ。
愛してやまないback numberに、幸せを願ってもらっているんだって、ひしひしと感じられたから、嬉しくて、涙が溢れたんだ。

そして、
「幸せになんてできなくても、少しでも追い風を吹かせられるように」
とも話していたけれど、
back numberはいつだって私に勇気と元気をくれる“追い風”であり、凍てつく心を溶かしてくれる“春風”だし、どんよりした気持ちを吹き飛ばしてくれる“そよ風”だから。
何より私は、こんなに愛情で溢れたback numberを好きになれて、とってもとっても幸せだと伝えたい。

今日だってほら、11月6日に解禁された、新曲「エメラルド」のMVを見ている時が幸せだ。
「かっこよすぎるゥ……ッッ」と悶絶しながら、何度も再生している。
back numberがいる世界に、時代に生まれて幸せだなぁとつくづく思う。
そしてやっぱり。大事なことなのでもう一度言う。
こんなに愛情で溢れたback numberを好きになれた私は、とってもとっても幸せ者だ。
そんな幸せを噛み締めながら、今日もback numberの愛の込められた歌たちを聴く。
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