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アラサー女子も確実に迷子だった

寺嶋由芙「みんな迷子」を聴いて

自分の中で行動の指針を持っている人はどれくらいいるのだろうか。

予期せぬ事態が起きた時、明確な意思を持って選択することができるのだろうか。

私ははっきりと言える。自信がない、臆してしまうと。

迷ってしまう、と。


この一年は変化が大きかった。
当たり前だったことはどんどん制限されていく。
慣れないビデオ会議にキャンセルされる予定たち。
手探りのまま進む日々が続く。

そして自分の感情や気持ちまで押し殺さなければならない場面もあった。

特に音楽や芸能に携わる人たちはより、大きな感情を持っていたのではないかと思う。

前々から応援している寺嶋由芙もその一人ではないか。
この一年、環境の変化を伴いながら目まぐるしく活動していたと思える。

クイズアイドルとしての地上波番組出演、noteによる発信、懸賞論文での入賞、そして事務所を退所し、フリーランスになった。

正直に思った。
どうなっていくのだろう、と。

もちろん今まで通り応援したい気持ちはある。
しかし、もう会えなくなってしまったら?という不安もあった。

そんな気持ちの中発売を迎えた新曲、「みんな迷子」である。

この曲は大人の女性の恋、をテーマにしており、より古き良き歌謡曲感が前面に出ている。

中でも下記のような歌詞が印象的だ。

「好きになる前に 決めておく事ばかり」

これは仕事も恋愛もそうである。
10代、20代前半とは異なってくる悩み。
好きだから上手くいくわけではない、そんな光景を何度も見て、感じてきた。
だからこそこの一歩進めないもどかしさに共感する。

さらにこの一節が刺さる。
「もし心に従えば 心は応えてくれるの?」

先行き不透明な状況で思うままに行動することは憚れる。
だからこそ誰にもぶつけられない不安を自問自答してしまう。
この感情と行動のバランスが曲内で絶妙に表現されている。

引き返せない人生だからこそ、気持ちにどう向き合うかを考えさせられる内容だった。

この曲をシングルの表題曲として出すことはかなり攻めている。

確実に言えることとして寺嶋由芙はアイドルとして活動することを選択している。

従来の形だけではなく、自分の強みや好きなものを臆せず発信しながら前に進む。
それはまじめさや努力だけではない、紛れもなく自身と向き合った結果としての行動である。
彼女が選んだあたらしい魅せ方なのだ。

私はこの変化に力をもらっている。

人生に答えはない。当たり前にみんな迷子だ。

しかし、うまくいかない時、不安な時に勇気をもらえる存在がいることは頼もしく、嬉しいことである。

あたらしいゆっふぃーの未来を応援するとともに、迷いすらも受け入れて愛に変えていきたい。
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