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たった一度を何度でも

BUMP OF CHICKEN『sailing day』が気づかせてくれたこと

『たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや』

初めて聴いたのは中学2年生のとき。大好きなBUMP OF CHICKENだが、素直にうなずくことは出来なかった。「たった一度のためにすべてをかけたい」そんな風に思えることにまだ出会ったことが無いため、信じられなかったのだ。それと同時にそんな風に思えることに出会いたいと思った。


中学3年生になった私にはどうしても行きたい高校があった。学力が足りないことはわかっている。だから、ギターを弾いたり、友達と話したりする時間を勉強にあてた。苦しかった。つらかった。それでも諦めなかったのは合格したかったから、ただそれだけだ。


部活も引退し、より勉強する時間が増えた9月。ふとsailing dayを聴いたときに、あの歌詞が耳に飛び込んできた。
『たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや』
私のことだと思った。届くかわからないのに、手を伸ばした。悔しくて何度も泣いてきた。それでも、たった一度笑うために諦めなかった。私は愚かなドリーマーで呆れたビリーヴァーだった。
 そのことに気がついたとき、私は自分を信じて進むことが出来た。
 ただ1つだけ、曲の1番最後の歌詞は私に当てはまらないなと思っていた。高校受験はいずれ終わるのだから、と。


 結果は不合格だった。その高校はレベルも高く、人気もある。直前の模試では判定がよくなかった。わかっていた。わかった上で全力で臨んだ。そのことに後悔などない。


 ただ、悲しかった。悔しかった。どうしようもなく泣いていたときにふと聴いたsailing day。今までの受験生活が思い出された。たくさん勉強したこと。模試の結果に悔しくて泣いたこと。友達と励ましあったこと。それももう終わってしまった。
 いろいろなことを思い出して曲も終わりに近づいたときに聴こえてきたのはある歌詞。
『永遠のドリーマー』
もう終わりだと思っていた。高校に合格するまでが全てだと思っていた。それなのにこの歌詞を聴いた瞬間にそうではないと気づかされた。手を伸ばしたいものがあるかぎり、それは永遠に続く。私の人生はまだまだ続く。そのことに気づくことができた。


BUMP OF CHICKENの曲は時間をかけて私のもとにやってきた。あのとき、ありえないと思っていたことを嘘のように2度も目の当たりにした。これからもBUMP OF CHICKENが気づかせてくれる世界で進み続けたいと思う。
永遠のドリーマーであるために。


(『』内はBUMP OF CHICKEN sailing dayの歌詞を引用)
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